2024 ANAオープンゴルフトーナメント

札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースは長年、伝統のゴルフトーナメント「ANAオープンゴルフトーナメント」の舞台となってきました。今年は節目の第50回大会。

歴代最多優勝は“ジャンボ”尾崎将司。1973年第1回大会で初代王者に輝くと、自身最後の優勝となった2002年第30回大会までに7勝を挙げました。“AON”と称され尾崎将司と優勝を争った青木功は4度の2位の末、第15回1987年大会で1勝。中嶋常幸は尾崎将司に次ぐ4勝を挙げました。2000年を過ぎると、佐藤信人・深堀圭一郎・近藤智弘といった男子ゴルフの次代を担うプレイヤーが台頭。2010年第38回大会優勝の池田勇太は、憧れの尾崎将司が愛した輪厚を初制覇し、18番ホールで涙を流しました。2015年第43回大会は当時ホストプロの石川遼が大会初制覇。2022年第48回大会は池田勇太・石川遼に大槻智春を加えた三つ巴の展開。プレーオフまでもつれ込んだ激闘は、大槻智春のショットインイーグルで劇的な幕切れとなりました。

「ANAオープンゴルフトーナメント」のドラマティックな展開を制す鍵を握るのは輪厚コース後半、特徴的な上がり3ホールです。16番風の読みとクラブ選択が重要なショートホール、17番高く成長した木々を越える2オン狙い「林越え」が魅力のロングホール、18番3段グリーンを擁し、幾度となく勝負の明暗を分けてきたミドルホール。男子プロゴルファー達が技とパワーを競う白熱の優勝争いの模様を、節目の50回大会ならではの懐かしい映像や大会の歴史を交えて放送します。